東京都繰子の事件簿~File03:覚の棲む村~[イージーモード版]
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※イージーモード版発売につき、パッケージ版もすべてイージーモード版をお届けしております。 通常版をお求めの方は別途お問い合わせよりご連絡をお願いいたします。 http://www.hyperiyon.com/contact.php ■作品WEB http://www.hyperiyon.com/chris03/ “飛弾美濃の深山にやまこあり。山人と呼で覚と名づく。 色黒く毛長くして、よく人の言をなし、よく人の意を察す。 あへて人の害をなさず。人これを殺さんとすれば、先その意をさとりてにげ去と云。” 出典:鳥山石燕『今昔画図続百鬼』 戦後間もない高度成長期の日本。 私立探偵の東京都繰子は、骨休めに飛騨の山間にある「小集村(こたかりむら)」を訪れていた。 繰子はそこで、顔見知りの古御堂警部と、 その娘・古御堂月(せれな)と宿を共にすることになってしまう。 偶然なのか、はたまた必然か、一同は、 今日が、年に一度、この村で執り行われる祭祀“覚の儀”の日であることを知る。 そして、繰子は祭祀にて、 自らを覚(さとり)と名乗る怪しい少女と出会った。 覚――人の心を読むとされる、猿の容貌をした妖怪。 しかしその少女は、妖怪と呼ぶには、あまりにも可憐すぎた。 少女を巡って次々と起こる連続殺人に、繰子たちは次第に巻き込まれていく。 「論理の糸を手繰り寄せれば、必ず真実に辿り着く」 やがて明かされていく真相、そして驚愕のどんでん返し。 絢爛たる雪化粧は、やがて陰惨たる死化粧へと彩られていく――。 横溝の『本陣殺人事件』を踏襲した、純和風建築の離家を舞台に起こる密室殺人。 カァの『白い僧院の殺人』を彷彿とさせる雪の上の足跡トリック。 覚から突き付けられた“三つの鍵”を使った論理パズル。 そして、村に突然現れ、繰子をライバルだと言い張る「怪盗・月詠」。 数多の難関の先に、貴方は真実を見ることが出来るか。